コンプレッサー(圧縮機)

エアコンのコンプレッサー(圧縮機)は、エアコンの室外機内部に設置されている部品で、冷媒ガスを圧縮して温度を変化させることで、室内の温度を調節する役割を担っています。エアコンの心臓とも呼ばれ、その性能はエアコンの省エネ性能の約8割を左右すると言われています。

圧縮機の仕組みは次のとおりです。

  • 圧縮機には、2つの渦巻型の部品が組み込まれています。
  • 片方の渦巻型の部品がモーターの力で回転します。
  • 2つの部品が重なり合い、隙間が渦巻きの中心へ移動し、だんだん狭くなっていきます。
  • 冷媒は隙間に入ります。

冷房と暖房では、冷媒ガスを圧縮して送る方向が異なります。

  • 冷房では、室内熱交換器から室外熱交換器へ冷媒ガスを圧縮して送ります。
  • 暖房では、室外熱交換器から室内熱交換器へ冷媒ガスを圧縮して送ります。

圧縮機は、エアコンのほかにも冷蔵庫や一部の洗濯機にも搭載されています。