冷媒ガス
冷媒ガスとは、エアコンや冷蔵庫などの冷暖房機器で室内の温度を調節する仕組みにおいて使用される物質です。液体から気体に変化するときに周囲から熱を奪い、気体から液体に変化するときに周囲に熱を放出する性質があります。
冷媒ガスには、次のような種類があります。【クロロフルオロカーボン(CFC)】【ハイドロクロロフルオロカーボン(HCFC)】【 ハイドロフルオロカーボン(HFC)】
以前はHCFC冷媒である【R22】がルームエアコンの冷媒として使用されていました。
【モントリオール議定書】【京都議定書】に則り、【R410】と変わり、現在では【R32】が使用されています。
冷媒ガスは、エアコンと室外機をつなぐ配管を循環しながら、外と室内の熱を運んでいます。冷媒ガスが少なくなると、部屋の温度をコントロールする能力が低下し、運転効率が下がって電気代が高くなることもあります。また、冷媒ガスが漏れると、熱の移動能力が低下し温度調節ができなくなります。
冷媒ガスの寿命は7~8年程度ですが、設置・取り外しによるガス漏れや配管の劣化などが発生すると、より早く補充が必要な場合もあります。