オーバートルク
オーバートルクとは締め付け作業の際に、必要以上の力で締めすぎてしまうことです。
ナットや部品の耐久性を超えた負荷がかかり、部品の破損やネジの強度低下による破断といった問題を引き起こす可能性があります。
エアコン工事の場合、オーバートルクによりフレアが潰れる、フレアが飛ぶといったことが起こります。
いずれもフレアナットの締めすぎにより、フレアがナットに潰されて無くなってしまうことを指します。
オーバートルクを防ぐには、トルクレンチを使用して適正トルク値で締め付けることです。
トルクレンチには、アナログ型、デジタル型、プリセット型などがあり、それぞれ使用法が異なります。
- アナログ型トルクレンチでは、「カチッ」という音がし、感触が手に伝わったら締め付けを止めます。
- デジタル型トルクレンチでは、音、光、振動の3種類の方法で同時で通知されます。
特にアナログの場合「カチッ」と音がしてから軽く回す人がいますが既定のトルクを超えているので危険です。
エアコン工事の場合はアナログ型で十分です。