その質問、よく聞かれます!エアコン工事で実際にあったお客様からの問い合わせとプロの対応
エアコン工事の現場では、実にさまざまなお問い合わせやご相談をいただきます。
それは、取り付ける部屋の状況や建物の構造によって条件が変わるこの工事ならでは。
一見すると単純に思われがちな「エアコンの取り付け」ですが、実は細かな確認事項や判断が必要になるケースが多く、私たち工事業者とお客様とのコミュニケーションがとても重要です。
この記事では、実際の現場でよくあるお客様からの問い合わせ内容と、それに対するプロとしての対応、そしてその裏側にある考え方やポイントをまとめました。これからエアコン工事を検討している方や、同業の方にも「あるある!」と思っていただける内容になっているかと思います。
工事前のお問い合わせ:「配管は壁に穴を開けるんですか?」
まず多いのが、配管ルートに関するご質問です。
特に「穴あけ」については皆さんやはり慎重で、「壁に穴をあけるって聞いたんですが、家に傷がつきませんか?」と不安の声をいただくことが多いです。
私たちとしてもこの質問には真摯に向き合っています。お客様の大切な家に手を入れるわけですから、慎重さは当然。実際には、なるべく既存の穴(スリーブ)を活用する、新たに開ける場合も構造材を避け、強度に影響を与えない場所を選ぶなど、技術的配慮を徹底しています。
そして、事前に現地をしっかりと確認しながら、「ここにこういった配管が通ります」と、図や手振りを交えて丁寧に説明することで、納得いただけるケースがほとんどです。
室外機の置き場所:「ベランダに置けないんですが、どうなりますか?」
室外機の設置場所に関しても多くのご質問をいただきます。
「ベランダが狭い」「マンションのルールで室外機が外に出せない」「屋根置きしか無理そう」など、お客様ごとに事情が異なります。
こうしたケースでは、天吊り金具や屋根置き架台、壁面設置など、さまざまな設置オプションを現場状況に応じてご提案しています。
ただし、設置条件によっては追加費用がかかる場合もあるため、ここはしっかりと説明し、お客様に納得いただいた上で進めるようにしています。
このとき大事なのは、「何ができて、何ができないのか」を曖昧にせず、正直に伝えること。一時的なごまかしは信頼を損ね、後々トラブルに繋がりやすいです。
よくある勘違い:「コンセントがあればどこでも付けられると思ってました」
これは非常に多いパターンです。
「テレビの横にエアコンを付けたいんですが、コンセントがあるのでできますよね?」というご相談。
確かに100Vのコンセントがある場所なら取り付けられる…と思われがちですが、実際にはエアコン専用のコンセント(200V)が必要な場合や、配管ルートが確保できないケースもあります。
また、電気容量やブレーカーの確認も必須です。
そのため私たちは、事前訪問の際に必ず電源やブレーカーの確認、そしてコンセント形状をチェックし、必要に応じて電気工事士と連携して電源工事のご提案を行っています。
お客様としても「え?電気工事まで?」と驚かれることがありますが、ここを説明しないまま工事日を迎えると現場で止まってしまうため、最初のヒアリングが本当に重要なんです。
ドレン処理に関する質問:「水漏れしたらどうするんですか?」
夏場によくいただくのが、「ドレン(水)」に関する問い合わせです。
「知人が去年取り付けたエアコンから水が漏れて困ったって聞いたんですが、大丈夫ですか?」というような心配の声も多くあります。
結論から言うと、適切な勾配と処理をすればドレンによる水漏れはほぼ起こりません。ただし、室内配管の場合やサッシ越え配管などでは、少し複雑な処理が必要になります。
私たちは、ドレンホースの勾配・長さ・空気の逆流対策などを徹底し、水漏れリスクを最小限に抑える設計を心がけています。
さらに、取り付け後も「水が落ちていないか」目視確認をして、しっかり排水されていることをお客様にも一緒に確認してもらうことで、安心感に繋がります。
工事後の質問:「音が気になる」「冷えが弱い」
設置が終わったあとにいただくお問い合わせで多いのが、「思ったより音がする気がする」「効きが弱い気がする」といった内容です。
これには、設置環境の違いや、室内の広さ・日当たり・断熱性などが大きく影響します。
エアコン本体に問題がない場合でも、たとえば室内機の設置位置が高すぎたり、カーテンや家具で空気の流れが妨げられていることが原因の場合もあります。
こうしたときは、訪問の上で再度チェックし、必要に応じて微調整やアドバイスを行います。
アフターフォローの丁寧さも、リピートに繋がる重要なポイントですね。
まとめ:お客様の不安は、丁寧な説明と提案で解消できる
どの業種にも共通することですが、「聞いていない」「知らなかった」「説明されていない」というトラブルは最も避けたいものです。
だからこそ、私たちエアコン工事業者として大切にしているのは、「丁寧に、わかりやすく、そして正直に伝えること」。
専門用語をなるべく使わず、現場では身振り手振り、場合によっては写真や動画を使って説明を重ねることで、信頼は確実に積み上がっていきます。
お客様からの問い合わせは、「面倒なもの」ではなく「信頼を深めるチャンス」。
その一つひとつに丁寧に応えることで、次の仕事に繋がっていく。これはどんな規模の会社でも変わらない、現場のリアルだと思います。
私たちにとってエアコン業者様は、なくてはならない大切なパートナーです。
事業を拡大し、成長し続けるためには、弊社の努力だけでは足りません。
協力業者様と連携・協力ができて初めて、業績を伸ばしていけるのです。
協力業者様とお客様、お取引先様、弊社、全員がプラスになるような、Win-Winの関係性を最も重要視しています。
その為、弊社ではエアコン工事業者様を常に募集しております。
仕事でかかわる全員で有意義な関係を作っていきたいと思い、日々精進してまいります。
エアコン工事業者様からのご応募をお待ちしております。
TEL:052-799-7117
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