夏になって後悔しない!エアコンの試運転は今がベストな理由と正しいやり方

夏が近づいてくると、だんだんと日差しが強くなり、気温も高くなってきます。梅雨を越え、いよいよ夏本番を迎えるその前に、ぜひやっておきたいことがあります。それが「エアコンの試運転」です。

毎年、夏の暑さが厳しくなるにつれ、「エアコンが急に効かなくなった」「冷たい風が出ない」「変なニオイがする」といったお問い合わせや修理依頼が急増します。中には「業者に連絡したけど、予約が取れるのが1週間後だった…」というように、すぐに対応できないケースも少なくありません。とくに7月〜8月はエアコン関連の依頼が殺到する繁忙期。そんな時期に故障が発覚しても、すぐには直せず、数日間暑さに耐える羽目になってしまうこともあります。

そこで大切なのが、シーズンが始まる前の「早めの試運転」です。この記事では、エアコンの試運転を行う意味や、正しい手順、そしてチェックすべきポイントについて、できるだけわかりやすく解説いたします。


エアコンの試運転はなぜ必要なのか?

エアコンは、1年の中で「冷房」として使う時期は意外と短いものです。特に冬場は暖房機能ばかり使われるため、冷房としての機能が半年近く放置されていることもあります。そのため、久しぶりに冷房を使おうとしたときに、不具合や異常が起きている可能性があります。

また、室内機や室外機にホコリが溜まっていたり、リモコンの電池が切れていたり、あるいは冷媒ガスが漏れていたりと、故障や不具合の原因はさまざまです。こういったトラブルは、気づかずにそのまま使ってしまうと、故障がさらに深刻化してしまう恐れもあるため、できるだけ早く発見しておくことが重要です。

試運転をしておけば、万が一のときでも時間的な余裕を持って対応できます。エアコンが必要になる本格的な夏の前に、しっかりと準備を整えておくことは、快適な夏を過ごすための第一歩なのです。


試運転をするベストなタイミングは?

試運転に適した時期は、一般的に「4月下旬から5月中旬ごろ」が目安です。というのも、冷房モードでエアコンが正しく作動するためには、ある程度気温が高くなっている必要があります。目安としては、外気温が20℃以上あると、冷房モードの性能をしっかり確認することができます。

この時期であれば、業者の予約も比較的取りやすく、異常が見つかった場合にもすぐに対応できる可能性が高まります。「まだ暑くないから」と後回しにせず、むしろ“暑くなる前だからこそ”試運転をしておくことが、トラブルを未然に防ぐためにはとても大切なのです。


実際の試運転の手順|自分でできるチェックポイント

それでは、実際にどのような手順で試運転を行えば良いのかを見ていきましょう。難しい作業は一切なく、基本的にはどなたでも簡単に行うことができます。

ブレーカーが入っているか確認する
まず初めに、エアコンのブレーカーがオンになっているか確認してください。冬の間に電源を落としていた場合、ブレーカーがオフのままになっていることがあります。これでは試運転が始まりませんので、必ず確認しておきましょう。

室内機と室外機のまわりをチェック
室内機にはホコリが溜まっていないか、吹き出し口がふさがれていないか、また室外機にはゴミや落ち葉、カバーなどの障害物がないかを確認しましょう。室外機の吸排気が妨げられていると、エアコンの効きが悪くなり、本来の性能を発揮できません。

冷房モードで試運転を開始
リモコンで冷房モードを選び、温度を最低に設定(16〜18℃が目安)して、15〜30分ほど運転させます。この間に、エアコンがしっかりと冷風を出しているかどうか、部屋の温度が下がってきているかを確認しましょう。

風向や風量が正常に変化するかチェック
リモコン操作に対して、風向ルーバーがきちんと上下に動くか、風量の強弱が反応するかも大切なポイントです。これらがうまく動かない場合、モーターや制御基板に不具合がある可能性があります。

異音・異臭のチェック
運転中に「カラカラ」「ブーン」といった異音がしないか、カビ臭や焦げ臭さがしないかも確認してください。とくに長期間使っていなかった場合は、カビが発生していることもあるため、イヤなニオイがしたら一度フィルター清掃やエアコンクリーニングを検討する必要があります。

室外機の動作確認
室外機がしっかりと動いているか、ファンが回っているか、異常な振動や音がしないかも大切なチェック項目です。室外機は見落としがちですが、ここにトラブルがあると冷房の効きに大きく影響します。


よくある異常のサインとその対処法

試運転中に次のような症状が見られる場合は、何かしらの不具合が疑われます。

  • 冷たい風が出ない → ガス漏れ、コンプレッサーの異常、センサーの故障
  • 異音がする → ファンモーターの不具合、内部部品の脱落や劣化
  • ニオイがきつい → フィルターの汚れ、内部にカビが繁殖している可能性
  • 水が漏れる → ドレンホースの詰まりや結露水の排水トラブル

このような異常がある場合は、無理に使い続けると症状が悪化する可能性があるため、できるだけ早く専門の業者に点検・修理を依頼してください。


試運転とあわせてやっておきたいメンテナンス

せっかくエアコンの試運転を行うのであれば、同時に軽いメンテナンスもしておくと、より安心です。

  • フィルター掃除
     掃除機や水洗いでホコリを取り除くだけでも、冷房効率が大きく変わります。目詰まりしたままだと電気代が余計にかかる原因にもなります。
  • リモコンの電池チェック
     意外と見落としがちなポイント。試運転のときに効きが悪いと感じたら、まずは電池を交換してみましょう。
  • 配線・コンセントの確認
     接続部分に焦げたような跡がないか、コードが断線していないかも念のため確認しておくと安心です。

まとめ|快適な夏のためには「今」が行動のチャンス

エアコンの試運転は、暑くなってからやるのでは遅いんです。
「まだ早いかな?」と思うこの時期にこそやっておくことで、故障のリスクを大きく減らせますし、もし異常があったとしても余裕を持って対応できます。特に小さなお子様や高齢者がいらっしゃるご家庭では、エアコンが使えない時間がとても大きなストレスになります。

快適な夏を迎えるために、エアコンの健康チェックとも言える「試運転」、ぜひこのタイミングで実施してみてください。


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