フレア加工
エアコンのフレア加工とは、エアコンの室内機と室外機を接続する配管の接続部をラッパ状に広げる加工です。
冷媒ガスが漏れないようにするために必要で、エアコンの配管と冷媒管の接合の中で最も需要があります。
フレア加工は、エアコンの取り付け工程の中で最も重要な工程の1つで、正確な加工が求められます。
フレア加工が不適切であると、接続部分が緩んでしまい、故障や冷媒漏れの原因となることがあります。
フレア加工を行うには、専用のフレアツール、パイプカッター、リーマー、金具ヤスリ、インパクトドリルなどの道具が必要になります。
また、専門の技術や知識も必要となるため、自分では行わないほうがよいでしょう。
フレア加工の作業手順は次のとおりです。
- 配管のサイズを確認する
- チューブカッターで銅管を水平にカットする
- リーマーまたはヤスリでバリ取りをする
- フレアツールのクランプバーに銅管を挟む
- フレアツールのコーンを所定の位置に合わせて固定する
- ハンドルを回し、銅管をラッパ状に広げる