真空引き

真空引きとは、エアコンの配管内部を真空ポンプでほぼ真空にする作業です。
エアコンの取り付けや移設の際に、冷媒ガスを解放する前に必ず行う必要があります。

真空引きはエアコン工事において必須の作業です。

  • 冷媒が正しく循環し、冷暖房の効率が向上する
  • 故障の防止:水分や不純物が配管内に残るとコンプレッサーなどの部品にダメージを与えるリスクがある
  • 電気代の節約:冷媒の効率が向上するため、エアコンの消費電力が抑えられる

真空引きの手順は次のとおりです。

  1. 室外機のナットを外し、真空ポンプをつなぐ
  2. 真空ポンプの電源を入れ、バルブを開けて真空引きを開始する
  3. ゲージマニホールドの目盛りが-0.1になるまで10~15分ほど運転する
  4. 運転後、バルブを締め10~15分程以上放置して目盛りが動かないか確認する
  5. 目盛りが動いていないことを確認したら、真空ポンプを外す